最近、異常気象が気になりませんか?

地球の表面温度がだんだん上昇する現象、「地球温暖化」が深刻な問題になっています。近年、日本では、夏場にスコールのような一時的に激しい雨が降る集中豪雨の発生が目立つようになってきたリ、大型台風の発生が報告されています。

昨年、北海道を襲った大型台風の被害でじゃがいもの収穫量が減り、大手菓子メーカーではポテトチップスの製造ができず、いくつかの商品で生産終了が発表されたのは、記憶に新しいニュースです。

日本から世界に目を向けても、集中豪雨による洪水被害、逆に雨が降らず干ばつになる地域、または海水の上昇による島や沿岸部の浸水など、いろいろな問題があります。これらの問題は、地球温暖化の影響と言われていますが、改めてその地球温暖化による問題をまとめてみます。

 

地球の温暖化によって、主に4つの問題が起こっています。

1つ目は、集中豪雨発生地域の拡大や大型台風またはハリケーンの発生、それらによる被害の問題です。これらは、温暖化による気候変動が原因とされています。

2つ目は、干ばつの問題です。これも気候変動で引き起こされていると指摘され、雨の降らない地域が増えて農作物の栽培・収穫ができなくなったり、生活用水の確保が難しくなったりしています。

3つ目は、北極や南極の氷が溶けることと、それによる海水面の上昇の問題です。海水面が上昇することで島や沿岸部では、浸水する地域が増加しています。例えば、南太平洋のツバルという島国では近年、沿岸部の浸水被害があり、このまま温暖化が進むと島のほとんどが沈むと言われています。

4つ目は、生物の絶滅の問題です。気温が1.5~2.5度上昇すると、地球上の動植物の2~3割が絶滅するといわれています。

食糧がなくなり生物がなくなり土地もなくなる地球温暖化

次に、温暖化はどうして起こっているか簡単にまとめてみます。

火山から噴火したドロドロの溶岩を想像するとイメージがつきやすいように、地球の奥深い場所には熱があります。ただ、この熱だけでは地球を温めることはできません。地球を温める大切な役目を果たしているのは、太陽の熱です。

この太陽の熱がないと、地球の気温は1年中マイナス20度以下になると言われています。地球の温かさを保つために、温室効果ガス、特に二酸化炭素が重要な役割を担っています。

二酸化炭素は、太陽の熱が地球から逃げていくのを吸収して蓄え、地球の温かさを保っています。つまり、二酸化炭素は地球にとってなくてはならない重要なものなのです。ただ、今日、二酸化炭素が増えすぎてしまい、別の問題を引き起こしています。

 

二酸化炭素が増え続ける原因は、私たち人間の生活スタイルの変化が大きく関わっています。約1万年前から1750年頃までの二酸化炭素濃度は、ほぼ一定に保たれていたようです。

しかし、約1750年以降からイギリスの産業革命が始まり、人間が石炭や石油などの化石燃料を使い始めたので、大量の二酸化炭素が排出されるようになりました。

そして、世界規模で工業・産業化の波が広まっている現代では、世界中の工場から常に大量の二酸化炭素が排出されています。また、大量の化石燃料を燃やす火力発電所からもたくさんの二酸化炭素が排出されています。その他にも、二酸化炭素を排出する自動車の排気ガスも原因の1つです。

 

大きな施設ばかりでなく、私たち一人一人の日常生活にも二酸化炭素を増やす原因が潜んでいます。毎日何気なく使う電気やガスですが、これらを使うことで二酸化炭素が排出されています。

一人当たりの排出量は、工場の量と比較するとほんのわずかでしかありませんが、毎日の排出量が蓄積されると、温暖化を進める十分な原因になります。

また、二酸化炭素を吸収してくれる森林の伐採による環境破壊も、地球上の二酸化炭素が増える大きな原因の1つです。

私たちの地球と温暖化

今後ますます温暖化が進めば、気候変動による異常気象で、干ばつや集中豪雨などの自然災害による水不足や食糧不足が懸念されます。また、海水面の上昇による浸水の問題も深刻です。このように、私たちの生活に深刻な影響を与えます。

そこで、これ以上地球の温暖化を進めないため、二酸化炭素排出の大きな原因である化石燃料の使用を世界規模で減らすことが必要です。エネルギー分野では、太陽光や風力、水力などの再生可能エネルギーの導入や節電・省エネ対策が大切です。

さらに、二酸化炭素を吸収する森林伐採の食い止めなど、自然保護も重要です。すでに、ヨーロッパなどの先進国でこうした取り組みが行われ、二酸化炭素排出削減を達成している国もありますが、世界規模でみるとまだ一部に限られています。

温暖化をこれ以上進めないため、世界中で足並みをそろえて取り組めるアイデアが必要になっています。